黄昏の碑文

前項で取り上げたThe Worldの元になった『fragment』という作品だが、こちらは製作者である物語の重要人物である『ハロルド=ヒューイック』が書いた『黄昏の碑文』というものを原案としている。

ではこの黄昏に碑文というものはいったい何なのか、ということだが、作品自体はかなり前に発売されているので、ネタバレ要素となっているが、こちらを取り上げないと話が進まないので、原文をそのまま書かせていただきます。

黄昏の碑文(エピグラフ)

夕暮竜を求めて旅立ちし影持つ者、未だ帰らず

ダックの竈(かまど)鳴動し

闇(ダック)の女王ヘルバ、ついに挙兵す

光(リョース)の王アペイロン、呼応して

両者、虹のたもとにまみゆ

共に戦うは忌まわしき“波”

アルバの湖煮え立ち

リョースの大樹、倒る

すべての力、アルケ・ケルンの神殿に滴となり

影を持たざるものの世、虚無に帰す

夕暮竜を求めて旅立ちし影持つ者、永久に帰らず

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黄昏の碑文(ワイズマン添付)

禍々しき波の何処に生ぜしかを知らず。

星辰の巡りて後(のち)

東の空昏(くら)く大気に悲しみ満ちるとき

分かつ森の果て、定命の者の地より、

波来(きた)る先駆けあり

行く手を疾駆するはスケィス

死の影をもちて、阻みしものを掃討す

惑乱の蜃気楼たるイニス

偽りの光景にて見るものを欺き、波を助く

天を摩す波、その頭(かしら)にて砕け、滴り

新たなる波の現出す

こはメイガスの力なり

波の訪(おと)なう所

希望の光失(う)せ、憂いと諦観の支配す

暗き未来を語りし者フィドヘルの技なるかな

禍々しき波に呑まれしとき策をめぐらすはゴレ

甘き罠にて懐柔せしはマハ

波、猖獗(しょうけつ)を極め、

逃(のが)れうるものなし

仮令(たとい)逃れたに思えどもタルヴォス在りき

いやまさる過酷さにてその者を滅す

そは返報の激烈さなり

かくて、波の背に残るは虚無のみ

虚ろなる闇の奥よりコルペニク来(きた)るとなむ

されば波とても、そが先駆けなるか

黄昏の碑文00

“波”に蹂躙されし麦畑に背を向けて

影持つ娘のつぶやきける

“きっと、きっと帰るゆえ”

されど、娘は知らざるなり。

旅路の果てに待つ真実を。

彼女らの地の常しえに喪われしを

黄昏の碑文01

指が月を示しとき、

愚かなる者

指先を見ん

黄昏の碑文02

系の改変、能わず

我ら、その機会をすでに失してあり

残されし刻の、あまりに少なきゆえに

我ら道を過てり

今にして思う

我らが成すべきは、系の変更にあらず

個の変化なりしかと

黄昏の碑文03

天を摩す"波"視界を覆いて余りあり。

偏在する力に抗すべくもなく、

影なきものたち、ただ嘆息す。

なにゆえに"波"なるか。

せめて波濤のひとつもあれば

一矢報いんものを

黄昏の碑文04

竜骨山脈を越えしおり

一同、人語を解する猿に出会う。

その猿の問うていわく、

“汝につきまとうものあり

そのもの、およそ汝には耐えがたく

受け入れがたきものなり。

されど、汝とは不可分の

そのものの名を喝(とな)えよ”と

黄昏の碑文05

「蒼ざめた馬の疾駆するがごとくに

見えざる疫病の風、境界を越えゆく。

阿鼻叫喚、慟哭の声、修羅、巷に溢るる。

逃れうるすべなく、

喪われしものの還ることあらざる。

時の流れは不可逆なればなり」

黄昏の碑文(ワイズマンのメール)

ダックの女王ヘルバ、ついに挙兵す。

リョースの王アペイロン、呼応して

両者、虹のたもとにまみゆ

共に戦うは忌まわしき"波"

黄昏の碑文(ミアの言葉)

七姉妹のプレアド、人に恋せしゆえに、

影持つ身となり、ダックを追放さる。

もって、堕ちたるプレアドと呼ばるなむ。

流浪の果て、アルケ・ハオカーに隠栖す。

されど、その日々、つづかず。

再会のありやなしや。

プレアドの姿消え、波の先駆け来たる。

ストーリーの展開としてはこの黄昏の碑文を基にして、それぞれの作品の主人公たちが事件の謎を解明していくという話になっている。

この黄昏の碑文は全ての現況を記した鍵でもあり、または事件の元となったものでもある。

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